標高差:747m
累積標高差:898m

2017年04月23日(当時67歳)


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新潟県佐渡市金井新保
ウィキペディアから
  佐渡島で最も高い山である。大佐渡山地のほぼ中央に位置する。 北山(ほくさん)と呼ばれていたが、
江戸時代初期に佐渡金山が発見されてから現在の名で呼ばれるようになった。 なお、山頂には日本海
全域を監視する自衛隊のレーダーサイトがあったが、2010年(平成22年)より、その金北山の西隣の
妙見山(1,042m)山頂に建設され稼動を始めた新型レーダーサイトにその役割が引き継がれた。
Road Map :加茂湖畔の道の駅から大佐渡スカイラインに向かい、初盛ダムを経由して沢口登山口に向かう。
Route Map:沢口登山口から山頂を往復する。
日本三百名山』 びっくりする程の晴天下で山歩きが出来、ミスミソウも堪能出来た。
金北山
  今日の御褒美は一日続いた晴天とミスミソウだろう。山頂の味気無さは知っていたのでがっかりもしなかったが、展望は特筆ものだった。 これで三段滝が近くで見られれば文句はなかったのであるが、これ以上の文句は言えません。
妙見山に行く
  簡単に登れるつもりであったが、なめてトレッキングシューズで登ったので怖い思いをしてしまった。 たまたま会った地元のボーダーに下山コースを教えて貰うが、
又もや道間違いでイバラ攻撃の洗礼を受ける。

前日の行動
  直江津港から小木港に車を航送し、滝巡り後、ドンデン山に車で上ったがトレッキングはせず。
ホテルあおき屋に入浴後、道の駅で車中泊する。 本日の早朝に沢口登山口に移動した。

233〕金北山 (1,172m)
きんぽくさん
コースタイム:5時間11分(今回、休憩無し)
登り:2時間26分
下り:2時間24分
(道間違い時間含む)
林道途中にあるはずの姫ヶ沢登山口も判らずに荒れた林道をどんどん
登って行くと大きな倒木で先に行けなくなってしまった。
この時、少しパニクッていたので沢口登山口の表示に気付かずに、
Uターン出来ない狭い林道をバックで引返し駐車地を探す。
大佐渡スカイラインからの林道への入り口が判らず、1本手前の
林道に入ってしまい、栗ヶ沢登山口の手前まで行ってしまった。
正しい道を見付け ”初盛ダム”の横を通ることが出来た。
林道入口には道標がなく簡単な地図が立っているだけであり判り難い。
倒木を越えると林道終点であり、その先が沢口登山口となっていた。
200m程、引き返して路肩の広い個所に車を停める。 電気ポットで
沸かしておいたお湯でカップ焼きそばを食べて朝食とする。 6時に出発予定であったが、林道間違いがあり、6時25分の出発に遅れてしまった。 気温は4℃であるが昼には20℃まで上がる予定。
登山道には所々に残雪が出て来た。 雪面は固く締まり靴が
沈み込むことは無かった。 残雪上には最近の踏み跡が見られた。
少し歩くと ”三段滝”の表示が出て来たが、滝が流れ落ちてい
るのは対岸の遥か遠くの様で簡単には見付けられない。
同じ道で下山する予定なので滝見するのは下山時に回しておく。
初めて出て来た道標には判らないことが書いてあった。
追分とはここの地名の様であるが、片辺とは何の意味か判らない。
追分から違う登山道が山頂へ伸びている様であるが、踏み跡が
まったくないので通らないことにする。
樹林帯の中、開けた場所からは ”天狗岩”が見えた。
登山地図によると登山道は ”天狗岩”を通る様だ。
登り斜面にはイワカガミが茂り、カタクリが沢山
咲いていた。 50分にて尾根筋に出ることが出来た。
尾根筋に向けての登りにはロープが設置してあった。
尾根筋の登山道の両側はお花畑となっており、
カタクリが一番多く咲いていたが、ミスミソウ(雪割草)
も多く見られた。 お花の写真は下山時に撮ることに
して先を急ぐ。
”神子岩”への急登をこなす。
1時間にて ”神子岩”に着く。
ここは展望地であり、横山登山道への分岐にもなっていた。
”神子岩”からは ”金北山”は見えなかったが、”妙見山”と”二の岳”が良く見えた。
しかし、今日はラッキーなことに雲一つ無い晴天だ。
パノラマ写真にすれば良かったか。(西半分)
”神子岩”からは佐渡島の南半分が見渡せた。(東半分)
下山時まで我慢出来ず、
”ミスミソウ”の写真を撮ってしまう。
”天狗岩”への尾根道にもミスミソウが沢山咲いていた。
気が付けば ”神子岩”までは複数人のトレースがあったが、”神子岩”を過ぎてからは
トレースがまったく無くなっていた。 ”ミスミソウ”を見る為だけに ”神子岩”まで
来て引き返した様だ。 この先、トレース無しの残雪山を登ることになる。
トレースが無いのは残念ながら一番苦手なパターンになってしまった。
1時間30分にて ”天狗岩”の標識に着くが、
ここが ”天狗岩”ではなく、 ”天狗岩”への展望地だった。
残雪が深いのでアイゼンを付ける時に座った木。
この木に座れたお蔭で7分でアイゼンを付ける
ことが出来た。
振り返って自分のトレース(踏み跡)が残っているのか確認しておく。
雪が固く締まっているのでトレースは薄いが何とか判る範囲ではあった。
この自分のトレース確認は下山時の道間違いを防ぐ為のものである。
この登り斜面を見てアイゼンを付けることにした。 例え滑落しても途中で止まりそうであるが、
ここは安全第一で行きたい。 登りは青矢印で登ったが、下りは赤矢印の緩めの斜面を選んだ。
アイゼンを外すのも ”椅子の木”を利用した。
登り切ってから急斜面を振り返り見る。
写真からはおいらの恐怖心は伝わって来ない。
尾根筋に出ると傾斜は緩んだが、藪扱きが多くなって来る。
更に急斜面が出て来たので、滑落した時の
ストッパーになる様に樹林の間を登ることにした。
”ドンデン山”方向の展望が開けたが、
どれが ”ドンデン山”のピークなのか判っていない。
登って来た尾根筋を振り返り見る。 薮の中に登山道が隠れている。
尾根筋に到達すると、急に踏み跡が多く出て来た。
ドンデン山からの縦走路と出合った様だ。
山頂あるの ”電波施設”の廃墟が見えて来た。
踏み跡が一杯だ。 残雪山はこれで安心出来る。
山頂の廃墟には両側に赤いテープがぶら下がっており、右側に
進んだのが間違いだった。 左側には直ぐに神社があったのだ。
右側に回り込んだお陰で、その後、神社を探すことになる。
2時間26分にて山頂と思われる所に着く。 三角点信望者では無いが、
三角点が見当たらない。 ならば、 ”金北山神社”に行ってみよう。
”ドンデン山”への長い縦走尾根を見る。
前述と同じくどれが ”ドンデン山”なのかは特定出来ていない。
廃墟を左周りしたので神社は一番遠い所になってしまった様だ。
麓からも見えていた神社であるが、どこに隠れているのか見付からない。
通行許可が必要な防衛省管理道路を歩く。
廃墟をほぼ1周して神社に着く。 後で知ったことではあるが三角点は
境内の中にあるらしい。 まだ9時10分、お昼の時間には早いので、
展望を眺めて直ぐに下山する。
今日の天気の良い内に ”ガメラレーダー”が建つ ”妙見山”に登っておきたい。
この分岐を間違えば大変なことになってしまうが、
先程の今なので道間違いはないだろう。
レーダー施設廃墟を1周してから下山に入る。
重要な分岐道標なのにひっそりと出ていた。
後は自分の踏み跡を追うだけであるが、よそ見していると
自分の踏み跡を見失ってしまう。 白に白は判り難い。
”神子岩”からは多くのトレースが出て来るのは前述通りであるが、
不覚にもそのトレースを追ってしまい道間違いをする。 そこそこ
下った後で道間違いに気付いたので、その分の登り返しが辛かった。
下山後、車で防衛省管理道路を通って妙見山に行く予定。
又々、大チョンボ
  道間違いに続いて遠景モードのまま、お花の写真を撮ってしまったので全てピン
ぼけになってしまった。 自分に何年、花の写真を撮っているんじゃい! と言いたい。
お花畑の尾根に戻って来たので色違いの
”ミスミソウ”を探し、写真を撮る。
”ミスミソウ”が咲き誇っていた
尾根筋からロープで雪原に下る。
この雪原も雪が消えた時点で色々な花が咲き出すのだろう。
一番多く咲いていた ”カタクリ”の
花は全て下を向いてしまっている。
まだ、雲一つ出てこない。 今日の天気は何なのだ?
数時間後にはあのガメラレーダーの横に立っているはず。
トレースとマーキングテープが無ければ絶対に迷子になりそうな
      雪原を歩く。 気温は高くなり、雪が緩んで来たが、
          踏み抜くことは無かった。
登り時には気付かなかった湿地があり、
”ミズバショウ”が咲いていた。
ナビテープを頼りにしているが、一杯ある所とまったく無い所と
両極端であった。 この辺りは登山道の両側にぶら下がっていた。
樹林の奥から大きな沢音が聞こえて来るので滝でもあるのでは
と思い藪扱きで樹林の中に入って行くが、濃い藪に阻まれてし
まった。 肉眼では滝の姿を確認出来ている。
表示があった ”三段滝”は見えているが遠景過ぎる。
この滝を撮るには200mmの望遠レンズが必要なだろう。
沢口登山口の林道終点個所。 駐車場とするには狭過ぎる。
沢口登山口に戻る。 兵庫とはここの地名なのだろうか?
まさかであるが、おばさんと娘さんが登って来た。 林道途中に
車を停めたらしく、俺の車を見て愕然としたらしい。 アイゼンが
必要かと聞いて来たので、安全上は要るのではと返答しておいた。
朝はパッとしなかったが、昼の ”初盛ダム”の流れは綺麗であった。
途中、道間違いのロスがあったが下山2時間26分で車に帰れた。
朝の出発時の気温は4℃であったが、今は25℃まで上がっている。
”ミスミソウ”の魅力は隣同士でも
花色が違うことだろう。
4月22日 龍双ヶ滝 仏御前の滝 阿弥陀ヶ滝 夫婦滝 −− −−
4月23日 赤岩不動滝 岩首養老の滝 ドンデン山 青ネバ渓谷 −− −−
4月24日 金北山 妙見山 −− −− −− −−
4月25日 二つ亀 大野亀 大ザレの滝 泊川滝 関の大滝 竜金岩
2017年度の佐渡島遠征
2024年5月27日改定